始末に困る人

ちょっと仕切り直してみました

わたしと家族のこと。


なんとなくはてなブログのアクセス元なんかを見てたら、

「父親と会話がない」みたいな検索がありまして。


やっぱり両親との関係に、なんらか傷みたいなのを抱えてる人って少なくないのかなって思いました。


わたしは自分の家が特殊(と思ってた)だったから、

友人や親戚のいわゆる「ふつう」な家庭を見ては、

うちの家族はおかしい、うちは変なんだって思ってました。


世の中の、大多数の家族は「ふつう」なのに、

なんでうちは「ふつうじゃない」んだろうって、思ってました。

なんでこんな家に生まれてきちゃったんだろうって。


いわゆる「ふつう」、

お父さんがいてお母さんがいて、兄妹二人、家族で仲良くごはんを食べる、みたいな、

そういうのが「正常」だと、わたしは思っていたんだけれど。

それってすごく狭い価値観で作られた見方だっただなあと今は感じています。

 

社会に出て、仕事柄いろんな家族を見ることもあって、

家族、特に夫婦の形というのは、本当に千差万別なんだなということを知りました。

本当に、家族って不思議なものだと思います。

家族の数だけ、その形があるんだと思う。正解はないんですよね。

 

わたしですね、

はっきり言って今も家族のことはなんにも変わってないんですね。

自分のことはコツコツやってきたつもりだけど。

うちの家族は何も変わってなくて、

ただわたしの感じ方が変わったんです。


そりゃあわたしも器の小さい人間だから、

パッと家族が仲良くなってくれる魔法があればいいのになんて、今でも思ったりします。

身勝手な家族に対して怒りも悲しさも湧きますし。

 

でも昔、「こうなってくれたらいいのに(世間的にまっとうな家庭と見られたい)」に向かって、

そこだけを見据えて、自分も家族もぐちゃぐちゃに歪めながら力技で変えようとしてた頃、


大人になって無駄に社会的立場なんてのがくっついてきたもんだから、

これでわたしも両親らと対等だ!なんて勘違いをしちゃってですね。


わたしだって自分で稼げるようになった、

あなたたちに養ってもらわなくても生きていける、

これからは言いたいことは言わせてもらう!ってな感じでね、


家族と接触するたびに戦争みたいな感じになってた時期もあったんですよね。。


ほんと、わたし実家に帰るたびに「戦闘態勢」になってましたからね。

それくらい、ガッツリ武装しないと行けなかったんです。

強敵を倒しに行く!!くらいの気合いがないと、とてもじゃないけどやってられなかった。


一体何と戦ってるんだって感じですが、当時はそれが正しいと信じてた。

わたしがこの家族を正してやるって、本気で思ってた。

なんならそれが先祖孝行になるに違いないって、

わたしがこの腐った家系(最悪な言い方ですが本当にこう思ってた)を正してやるって。


だから、わたしはいつも「正しく」ある必要があったんですよね。

だって、悪を倒す正義のヒーローだから、正しくなくちゃだめじゃないですか。


だからわたしは、いっつも自分に何かを課していて、

常に「正しく立派である」振る舞いや、発言や、態度でなければならなくて、

家族はもちろん、友人や同僚の前でもそうである重荷を自分に負わせて、


勝手に疲弊して、勝手に潰れて、勝手に周りを恨むようになっていって。


(・・・なんかどんどんドン引きな内容になっていきますが、続きます)

 

でも家族に負けるわけにいかないから、

いつもガチガチに武装して固めて、そのために仕事も勉強もゴリゴリに詰めて、

言うことも完全に論理的に相手を追い詰めるように計算していって、

 

「だからわたしが正しい」

「あなたたちが間違っている」

「どうしてわたしの思うように変わってくれないの!」

って、押し付けていました。


完全に、両親のことも家族のことも、わたしは見下していたんですよね。

「目覚めた」わたしが、

「まだ自覚のない」家族を、導いてやらねば、って思ってたみたいです。

(もう前世のことのようで記憶が曖昧ですが^^;)


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あ、書いてて思いましたが、この思考は政治活動をゴリゴリに(笑)していた時の、

わたしの思考回路とまったく同じではないですか!去年から今年くらいの。


以前、真穂さんにも音声で取り上げてもらってたんですが、

学生の頃から細々とやってたことではあるのですが、

だんだんと拡大していって、それにつれてに正義感を振りかざして活動するようになって。


政治の勉強会なんかに行く20代は珍しかったし、しかも女性となるとけっこう目立つ。

それもあってか、ご縁あっていろんな政治家の方と知り合いになれたりして、

なんか調子に乗ってたんだと思うんですが。


「目覚めた」わたしが、

「まだ自覚のない」国民を、導いてやらねば、って思考。


たぶんその時はなんにおいてもそういう考えだったんだと思う。


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話が逸れましたが、

そういう考えで生きることをやめて、

人のせいにすることをやめて、自分の責任で生きると決めて、


まずわたしは自分の気持ちや、自分はどうなのか?ということを見ることをやったけど、

そうしていくと純粋に両親や家族のことを知りたいと考えるようになって、


わたしは、家族のことをなんにも知らなかったと、初めて気がつきました。

父と母がどうして結婚したのかとか、

祖父母がいつからこの土地で暮らしていたのかとか、

そういうことをびっくりするくらい何も知らなかった。


それどころか、

自分が生まれた時のことも、どうやって育ってきたか、家族との思い出、

全部、封印してしまったかのように、すっぽり記憶から抜けてたんです。

わたしは記憶力は別に悪くない方だと思ってますが、

中学生くらいまでの記憶が本当にないんです。。何も思い出せないんです。


この辺りは心理的なこともあって、

ちょうどある人との出会いなどからプロの方の助言を得るなどし、

思い出してみたり、両親に話を聞くなどして、

だんだんと、ぼんやりこれまでのことが思い出され、今に至ります。

 

 

 

本当のことを知ったことで、バカみたいな思い込みが外れた経験もしたし、

「わたしにはわからないんだな」ということを受け入れることも、できるようになってきました。


だからもう家族に対して「ここを直して!」って詰め寄ることや、

過去を蒸し返して「あのときのせいで!」って喧嘩をふっかけることもなくなったし、


でも、繰り返しですが変わったのはただの「わたしの心」「わたしの感じ方」だけだと思います。

 


わたし、何か、どこかに「ゴール」があるような気がしていて。

ドラマとかであるじゃないですか。

ずっと確執のあった親子が、何かの事件で本音でぶつかるなどして、

わだかまりが解けて、涙で抱き合って和解、みたいなやつ。笑


わたしはなんとなく「そこ」を目指してたんですよね。

「そこに向かわねば」って思ってたんですよね。

でも、それ無理なので、やめました。笑


やめたというか、無理かどうかさえわからないんだから、

そこにエネルギーをかけるのをやめたという意味です。


それは、自分の本心を見つめることをやってきて、

自分が何より争いのない平和な日々を望んでいることを知ったし、


「だから不毛な言い争いはやめよう」って頭で納得したのとも違いますが、


うーんと、すごく率直に言ってしまうと、「どうでもいい」って気持ちなんです。

投げやりな「どうてもいい」ではなくて、

「そのまま置いておけばいいや」という気持ち。


過去の許せないあれこれ、つけられた傷、辛かったこと、

今でも思い出すだけで叫び出したくなるくらいだけど、


だからわたしはそれらを「清算」しようとして、

責任をとってくれって、家族や関わった人に迫ることをやってきたんだけど、


清算しようとすること、そのものをやめた感じ。


今のわたしは、ただ実家に帰って、寡黙な父の姿をチラっと見て、

母の愚痴や近況をただ聞いたり、

祖母と母が相変わらずピリピリしながら家事してるのを手伝ったり、

そういうのを横目で見て、


嫌な空気のときにはあえて立ち入らずに逃げるし、

嫌だなと思うことは気を使わずにそのまま言うし、

母が助けて欲しそうな顔をしても、わたしが嫌だなと思ったら逃げます。

それはもう全力で逃げます。笑


「ただそこにいて」、

「ただ存在して」、

「ただ生きて帰ってきてここにいるよ」っていうことを、


祖母や両親や兄弟や、今は亡き祖父や曾祖父、曽祖母に見てもらって、

存在を確認してもらって、


ただそれだけでいい、と、今はわたしがそう決めているからです。

もう何かのゴールを目指すのはやめました。


わたしはただ彼らの娘、孫としてそこに存在しているだけでいいし、

彼らもまた、わたしの家族としてただ存在しているだけでいいと、

 

今はそう思っています。


期待はゼロです。

でもかといって愛がないわけじゃないんですよね。これは不思議ですけれど。。


人生は長いのだから、これから環境や関係が変わっていくこともいくらでもあるでしょうし、

変わらないでずっとそのままっていうこともあるでしょう。

 

なんか今のわたしは、そういうストーリー展開についてはあんまり興味がないのです。


家族とは、薄く、ゆるく繋がっていれば、あとはなんでもいいかなあと。

 

そこに、ちゃんとわたしからは愛はあるわけですし、

 

その上で、誰と誰が喧嘩してたりとか誰が誰に文句言ってたりとか、そういうのは、なんかもういいです。笑

やりたければお好きにどうぞって感じ。わたしは知りませんよと。

 

今はそれくらいの気持ちですね。


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家族のことを改めて感じたら、けっこう自分でも淡々としてきたんだなーと思いました。

戦争状態だった昔に比べれば、やっぱりすごく変わったところもあるし、

相変わらず変わっていないところもあって、


そういうストーリー展開に持って行かれるのではなくて、

わたしはあくまでも自分がどう関係していきたいかを、その都度感じてみたいと思います。


しかしあれだけ酷い状態だったのに、表層のごちゃごちゃを取り払ったらちゃんと底には愛があったとは、

なんか、わたしもまだ捨てたもんじゃないなと思いましたよ。笑

 

・・・今日は、違うこと(ただのオンナのこと)で書きたいことがあったのに、

家族のことでめっちゃ長くなってしまった!

ので後で改めて書こうと思いますー。


今日はこんなところ。